働きやすい職場とは?改善ポイントと取り組み事例で見直しを行おう!

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    終身雇用があたりまえではなくなってきた昨今。「働きにくい職場で勤め続けるのではなく、自分にとって働きやすいところへ転職する」という選択は珍しいものではありません。人材不足が深刻化している世の中で、いかに従業員が「働き続けたい」と思う職場をつくり離職を減らすかは、企業の成長にとっても重要なことです。

    この記事では、働きやすいと言われる企業の事例をご紹介しながら、より働きやすい職場をつくるための取り組みについて解説します。

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    「働きやすさ」とは?

    「働きやすさ」とは、従業員が生産性を維持しながら働くための体制が整っていることを測る指標です。人事評価制度や福利厚生、教育体制や働き方の選択肢など、外的要因によって変化します。

    例えば、労働時間、休暇、給与、賞与額などの労働条件が整っている企業は「働きやすさ」を向上させる意識の高い企業だといえます。

    「働きやすさ」と「働きがい」の違い

    似ている用語のため定義が混ざってしまいがちな「働きがい」。こちらは、従業員の働くことに対するモチベーションを指します。業務をこなすことによる達成感や自分の働きによって社会に貢献できているという実感、誇りなどの内的要因によるものです。

    いわゆるホワイト企業は、従業員の働く環境が配慮された「働きやすい」企業だといえます。「働きやすさ」と「働きがい」のバランスの比率は個人によって異なるため、二つの違いをよく理解した上で施策を考えていきましょう。

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    働きやすい職場をつくるメリット

    仕事に対するモチベーション維持や離職率の改善など、企業の雇用に関する悩み事は尽きません。このような数ある問題に対して、有効的に働くのが「働きやすい職場環境の整備」です。

    では、働きやすい職場をつくることで得られるメリットについて詳しく説明します。

    従業員の意欲維持

    一人ひとりの従業員がやる気に満ちあふれ、社内が活気に満ちている状態は理想です。しかし、個人のモチベーションはなかなか把握しづらいですよね。

    そもそもモチベーションの低下を引き起こす要因は、非現実的な目標や公平でない評価制度、長時間の残業など、企業側に改善が求められるものが多いといわれています。つまり、企業側の努力次第でモチベーションを維持することができるのです。

    把握しにくい従業員のモチベーションを、労働環境を良くすることで維持・向上ができるのは「働きやすい職場づくり」の大きなメリットとなります。

    従業員の定着

    人材競争が激しくなる昨今、従業員の定着はあらゆる企業で取り組まなければならない課題となっています。特に、優秀な人材が自社から離れていくことは避けたいものです。

    従業員が「働き続けたい」と思えるような職場環境を整え、働きやすい職場作りをすることは、従業員の定着にも効果的な方法です。

    企業の業績向上

    「従業員の意欲維持」「従業員の定着」といった可視化しにくい結果だけでなく、企業としての業績向上にもつなげることができます。

    長期的な取り組みが必要となるのはもちろんですが、コツコツと「働きやすさ」にこだわり続けることは持続的な成長を期待できるでしょう。

    「働きやすさ」を感じる職場の特徴

    では、従業員にとって働きやすい職場とはどんな場所でしょうか?

    給与や待遇、福利厚生の充実、自由度の高い勤務制度などさまざまな要素が考えられますが、実際に働く従業員はどういったポイントに「働きやすさ」を感じるのでしょうか。

    時間や場所にとらわれない働き方ができる

    2020年頃からは新型コロナウイルスの影響により、リモートワークやフレックスタイム制の導入など、時間や場所にとらわれない働き方が増えました。こうした働き方はプライベートを充実させることができたり、家事や育児と仕事の両立がしやすくなったりと、従業員にとっての「働きやすさ」にもつながっています。

    緊急事態宣言の発令後にすべての従業員が在宅勤務を利用し、80%以上が完全在宅勤務を行っていたTech Fun株式会社によるアンケート調査では、96.8%の従業員が宣言の解除後でも在宅勤務を希望するという結果が出ていました。

    他の企業でも、在宅勤務やどこからでも仕事ができるテレワークなど、より柔軟な働き方の選択肢が広がりました。また、自分のペースに合わせた自由な働き方が選べると、健康増進にもつながり従業員の満足度も向上すると考えられます。

    (参照:Tech Fun株式会社「緊急事態宣言解除後でも、社員の90%以上が「在宅勤務と職場勤務の併用」を希望。約2ヶ月間の一斉在宅勤務を経てアンケートを実施(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000030105.html)」『PR TIMES』、記事更新日:2022/5/27、参照日:2023/8/29、調査主体:Tech Fun株式会社、調査対象:全社員を対象として男性:54名/女性:17名/平均年齢:32.9歳に実施したアンケート調査、単一回答、集計計測期間:2020年5月。)

    2,社内の風通しが良い

    株式会社OKANが全国の働く男女3760名を対象に行った調査では、人々が働くうえで最も大切にしているのは「気軽なコミュニケーションができる環境」「良好な人間関係」だという結果が出ています。

    業務を行う上で、従業員同士の人間関係が良好かどうかは非常に重要です。人間関係が悪いとコミュニケーションの数が減り、職場の雰囲気も悪くなってしまいがちです。結果、業務の効率が悪くなったり、従業員の生産性が下がったりといったことにつながってしまうでしょう。

    (調査主体:株式会社OKAN、調査対象:全国の20~50代の働く男女を対象として3,760名に実施したアンケート調査、複数回答可、集計計測期間:2020年8月17日〜8月19日。)

    休暇や福利厚生が充実している

    株式会社グローバルウェイが運営する企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」が発表した、働きやすい都道府県ランキングに掲載された企業の口コミには、有給休暇の取りやすさや残業時間の少なさについてのポジティブな意見が多く挙がっています。このことから、有給休暇を取りやすい空気がある、長期休暇の制度がある、残業や休日出勤を強要されないなど、適切な労働時間と休日を重視している企業が「働きやすい」と評価されていることが分かります。

    従業員は、業務を行う環境そのものだけでなく、プライベートを大切にしてくれる企業かどうかといったポイントでも、「働きやすさ」を判断していると言えるでしょう。

    (参照:株式会社グローバルウェイ「「正社員が働きやすい都道府県ランキング」を発表 1位は愛知県(企業口コミサイトキャリコネ)(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000249.000018764.html)」『PR TIMES』、記事更新日:2019/8/21、参照日:2023/9/1、調査主体:株式会社グローバルウェイ、調査対象:キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員に実施、集計計測期間:2017年4月1日~2018年3月31日。)

    残業が少ない

    残業が少ない、または残業をなくそうと取り組んでいる企業は、従業員のワークライフバランスに十分な配慮をしているといえます。

    一般的な平均残業時間は13時間強といわれており、1カ月に20日間の出勤を想定したとき1日あたり平均1時間となります。20時間という数字だけでなく、仕事とプライベートの両立が可能な範囲内での残業時間であるかどうかも大事な視点です。

    出典:「毎月勤労統計調査 令和3年分結果速報」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r03/21cp/21cp.html)(2023年11月24日に利用)

    適切な人事評価がなされている・教育や研修が充実している

    近年では「会社が労働者を選ぶのではなく、労働者が会社を選ぶもの」というような考え方に変わりつつあります。働きやすい職場をつくるには、適切な人事評価とその結果がきちんと反映される報酬制度といった面も大切にしていかなければなりません。従業員が「自身の業務が正当に評価された給与が支払われている」と感じれば、自然と企業へのエンゲージメント(愛着・思い入れ)も高まるものです。

    エン・ジャパン株式会社が行った1万人アンケートによると、転職を考えるきっかけとして上位に挙がっているのは、やりがいや給与が低いといった意見でした。

    「働きやすい職場」とは、こういった不満を抱くことのない環境なのではないでしょうか。

    (参照:エン・ジャパン株式会社「『エン転職』1万人アンケート(2020年8月)「転職のきっかけ」実態調査(https://corp.en-japan.com/newsrelease/2020/23810.html)」『エン・ジャパン株式会社(en Japan Inc.)』、記事更新日:2020/8/13、参照日:2023/9/1、調査主体:エン・ジャパン株式会社、調査対象:『エン転職』(https://employment.en-japan.com/)を利用するユーザーを対象として11,400名、複数回答可、集計計測期間:2020年5月27日~7月28日。)

    教育や研修が充実している

    人材育成に力を入れている企業は、従業員を企業の財産と捉えて大切にしています。新人研修や部署ごとの研修に加え、個人のスキルアップに繋がるような教育機会を提供している場合が多くみられます。

    ポート株式会社による2022年卒業の大学生を対象とした就活意識調査では、企業の働き方で魅力的に感じる制度や方針において、研修の充実がトップに挙げられています。

    このように求職者からも求められる「教育体制や研修制度の充実」は、働きやすい企業にとって必須だということがわかります。

    (参照:ポート株式会社「研修充実がダントツで魅力ある制度に企業選びのポイントは雰囲気や社風(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000016325.html)」『PR TIMES』、記事更新日:2020/11/7、参照日:2023/9/1、調査主体:ポート株式会社、調査対象:2022年に大学を卒業予定のキャリアパーク(careerpark.jp)会員を対象として303名に実施したアンケート調査、複数回答可、集計計測期間:2020年9月25日~2020年10月20日。)

    働きやすい職場作りに必要な3つの視点

    働きやすい職場を作ることのメリットや共通する特徴をみていきましたが、実際にはどのように作っていくのでしょうか。
    ここでは、働きやすい職場作りに必要となる3つの視点を紹介します。

    従業員満足度が高まる働き方

    働きやすい職場を作るためには、「従業員のライフスタイルに寄り添った働き方」が必要となります。まずは従業員それぞれのニーズを反映した柔軟な働き方を実現し、従業員満足度の向上を目指しましょう。

    従業員の健康管理

    従業員の健康管理を経営戦略のひとつと捉える「健康経営®︎」は、重要な概念であるとして注目が集まっています。日々の業務による疲労やストレスの他、食生活の乱れ、運動不足などが大きな病気に繋がる恐れもあります。そのため、従業員の健康状態を把握し、企業が健康管理を行うことが必要です。

    特に、リモートワークの増加からメンタルヘルスに関する問題も出てきています。産業医やオンラインカウンセリングの代行サービスを利用するなど、自社の勤務形態に合わせた健康管理をしていきましょう。

    ※「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

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    健康経営の投資対効果は?研究と事例からみるインパクトを検証

    組織風土の醸成

    組織風土は、企業のビジョンやコンプライアンスに基づいて構成されるもののため、組織風土の醸成が活性化されることは従業員の結束力向上につながります。

    また、自然と組織風土が醸成されるような取り組みをすることで、従業員同士の信頼関係が構築されます。困ったときに相談でき、互いに助け合う関係性があることが「働きやすさ」に繋がるのです。

    ワークライフバランス

    昨今の働き方改革で重視されている「ワークライフバランス」は、働きやすい職場をつくる上でも不可欠な要素です。

    そもそもワークライフバランスとは、「仕事と家庭をそれぞれの望むバランスで均衡を保つ」ことを指します。従業員のライフステージによってそのバランスの比重は異なるため、自社の従業員のワークライフバランスを考えた職場環境をつくることで「働きやすい職場」を実現できるでしょう。

    適正な人事評価や福利厚生

    次に必要となるのが、「適正な人事評価や福利厚生」です。

    評価と報酬

    働くうえでのモチベーションにも関係することなので、企業として取り組むべきポイントです。

    厚生労働省によると、「評価制度や配置」「人材育成」「業務管理・組織管理」「福利厚生」などの雇用管理制度を充実させることで働きやすい職場づくりが目指せるといいます。適正な雇用管理を行うことで、従業員からの信頼を着実に築き、離職率の低下を期待できます。

    出典:「目指しませんか? 「働きやすい・働きがいのある職場づくり」」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/content/0000127556.pdf)(2023年9月1日に利用)

    利用しやすい福利厚生

    企業において、従業員をサポートする福利厚生は欠かせないものです。しかし、その福利厚生は従業員に本当に利用されているでしょうか?

    企業のタイプによって求められる福利厚生の種類は異なるため、自社の従業員に合わせた支援のかたちを把握しましょう。自社らしいサービスを導入し、利用しやすい福利厚生を整えていきましょう。

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    人材育成とサポート

    そして、長期的な視点で必要になるのが「人材育成」です。

    円滑なオンボーディング

    新しいメンバーが配属後も活躍するためにも、入社してすぐのオンボーディングは非常に重要なステップです。

    採用後にオンボーディングによって企業への理解を深めたり、他の社員との交流を深めることで、組織に対する愛着度が高まるだけでなく離職防止策にもなります。新入社員が早期に組織になじむためにも、受け入れる企業側の努力も必要です。

    適切な育成方法

    企業を支える従業員を育てることは、ひいては企業を成長させることにつながります。労働人口減少による人手不足や転職者数の増加にともない、人材の確保はあらゆる企業にとって急務となっています。

    そうした背景からも、より求職者が働きやすい環境が整った企業が選ばれやすいといえます。人材育成の体制が整っている企業は、従業員を大切にする企業だというイメージも付いているため、選ばれやすい企業になれるでしょう。

    スキルアップ支援

    企業の戦力となるための人材育成に注力するだけでなく、従業員個人の人生を豊かにする「スキルアップ支援」も大切な要素です。

    昨今では、福利厚生サービスのなかに「語学学習」や「フィットネスクラブ」の費用補助が組み込まれている場合も多いため、福利厚生の代行サービスを用いて従業員個人のライフスタイルを豊かにすることができます。

    働きやすい職場作りの成功事例と取り組み

    では、実際に「働きやすい」と言われている企業の事例や取り組みを見てみましょう。

    ワークライフバランスに配慮したさまざまな制度|サントリーホールディングス

    主に食品事業や健康食品事業を展開しているサントリーホールディングスは、テレワークの導入を国内でもいち早く行いました。ワークライフバランスに配慮するなど働きやすさを常に追い求めており、「エンプロイヤーブランド・リサーチ ~いま最も働きたい企業 2019~」では日本第一位を獲得しています。

    特に、育児休暇や介護休職からの復職を支援する制度が幅広く設けられ、従業員の人生に寄り添う仕組みづくりがなされていることが分かります。他にも、サービス残業の禁止といった労働時間の削減施策や、健康促進策などの取り組みも実施。従業員一人ひとりが安心して健やかに働けるよう、多様な働き方を支援する制度の充実に注力しています。

    (参照:サントリーホールディングス株式会社「イキイキ働ける環境(https://www.suntory.co.jp/softdrink/company/peopleculture/peopleculture3.html)」『サントリーホールディングス』、参照日:2023/9/1)
    (参照:ランスタッド株式会社「【エンプロイヤーブランド・リサーチ ~いま最も働きたい企業 2019~】 勤務先として魅力ある企業を明らかにする世界最大規模の調査 サントリーHD が日本で最も働きたい企業に決定!(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000004185.html)」『PR TIMES』、記事更新日:2019/5/15、参照日:2023/9/1、調査主体:ランスタッド株式会社、調査対象:18歳から65歳までの日本人男女を対象として6,746名に実施したアンケート調査、、集計計測期間:2018年12月14日~12月24日。)

    自由度の高い勤務制度や「20%ルール」が魅力|Google合同会社

    検索エンジンとして有名なGoogleは、その事業内容だけでなく、働く環境という面でもとても魅力的な企業です。ビリヤード台や卓球台、竹ガーデンなどがある個性的なオフィスはもちろん、栄養バランスの取れた完全無料の食事が食べられたり、働く時間や場所を自己裁量で決められたりと、うれしい福利厚生や、自由度の高い勤務制度が評判となっています。

    仕事時間の20%を、従業員が個人的に挑戦したい仕事やプロジェクトに割ける「20%ルール」は、他の職種を体験できるチャレンジングな制度として世界的にも有名です。どんどん挑戦し失敗することで、また新たな目標に向かうことができるため、従業員の満足も高いのだそうです。

    (参照:株式会社リクルート「グーグル社員の「働く満足度」は、なぜこれほど高いのか?――「元気な外資系企業」シリーズ〜第6回 グーグル(https://next.rikunabi.com/journal/20170530_c/)」『キャリア・ビジネスの情報であなたの「働く」を応援 | リクナビNEXTジャーナル』、記事更新日:2017/5/20、参照日:2023/9/1)

    男性でも育休取得が取得できる体制づくりを実施|株式会社TBエンジニアリング

    自動車内装部品の開発や設計を行う株式会社TBエンジニアリングは、ワークライフバランスを経営の重要課題のひとつとして方針に掲げ、男性従業員も育休が取れる職場環境を整備しています。

    育児休業を取得するにあたっての不安を軽減するため、職場の誰が離れることになってもカバーできるような体制づくりがなされているのだそうです。育休を取る従業員の精神的な負担が軽減された状態で、該当者一人一人に声かけをし育休取得を積極的に促しているため、制度が活用されやすくなっています。

    これまでに男性従業員は7人が育休を取得しており、中には10か月など長期の育休取得者もいます。こうした取り組みの結果として、豊田市「第三回(2015年)はたらく人がイキイキ輝く事業所『イキイキ大賞』」での表彰につながっています。

    (参照:とよた男女共同参画センター「男性も安心して子育てができる働きやすい環境を整備 株式会社TBエンジニアリング(https://www.city.toyota.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/003/970/hataraku_jirei03.pdf)」『Work Life Balance 働きやすい職場事例集』、記事更新日:2016/3/1、参照日:2023/9/1)

    従業員の健康を推進する積極的な取り組み|株式会社ソフトウェアプロダクツ

    株式会社ソフトウェアプロダクツは、受託システム開発や情報機器の販売などを行うIT企業です。従業員の健康は重要な経営資源のひとつと捉え、健康経営に努めています。

    従業員の健康を推進するため、健康診断の項目を増やしたり、再検査対象となった従業員を把握し受診を促しています。また、スポーツクラブの会費補助、メンタルヘルス研修などを実施し、あらゆる面でのサポートを行っています。こうした取り組みの結果、同社は「健康経営優良法人2020(中小企業法人部門)」の認定を受けています。健康を積極的に支援することは、従業員のQOL(生活の質)を向上させ、いきいきとした生活を送ることにもつながります。

    (参照:株式会社ソフトウェアプロダクツ「健康経営(https://www.spc-si.co.jp/health_management/)」『SPC 株式会社ソフトウェアプロダクツ』、参照日:2023/9/5)

    従業員それぞれの「らしさ」を尊重したオフィス|freee株式会社

    クラウドの会計サービスや人事労務サービスを展開しているfreee株式会社は、オフィス設計が非常にユニークだといわれています。

    各メンバーの「働きやすい働き方」をオフィス設計において重視しているため、ただ居心地の良いだけでないfreeeらしい付加価値を従業員に提供していると言えます。例えば、ユニークなコンセプトをもった会議室や、ちょっとした交流のできるリフレッシュスペースが設けられており、社員が創造性を働かせることのできるような空間になっています。

    (参照:freee株式会社「オフィスツアー(https://jobs.freee.co.jp/environment/office-tour/)」『採用情報 | freee株式会社』、参照日:2023/11/14)

    スポーツチームのような“フラットな”組織作り|株式会社アトラエ

    HR Tech業界のベンチャー企業である株式会社アトラエは、フラットな組織文化を作り上げていることが特徴的な企業です。

    同社には、一般的な企業にはあるはずの「役職」がなく、上司と部下の垣根を取っ払ったスポーツチームのような体制になっています。また、従業員に対して特定譲渡制限付株式を譲渡するなど、個人でも意識を高く持てるような工夫をしています。従業員が経営陣と同じ目線で仕事に取り組めるようにするために作られた組織スタイルは、魅力的な組織文化として根付いています。

    (参照:株式会社アトラエ「Culture(https://atrae.co.jp/culture/)」『株式会社アトラエ | Atrae, Inc.』、参照日:2023/11/14)
    (参照:株式会社アトラエ「workstyle(https://atrae.co.jp/culture/workstyle/)」『株式会社アトラエ | Atrae, Inc.』、参照日:2023/11/14)

    職場環境の改善に役立つおすすめツール

    働きやすい職場づくりのためには、自社でも何か新しい取り組みが必要だと気付きがあったかもしれません。自社の課題や従業員のニーズに合ったツールを導入するのも、働きやすい職場を作るための効率的な手段の一つだといえます。

    ここでは、具体的に職場環境の改善に役立つツールを紹介します。

    従業員エンゲージメント向上へ導く組織サーベイツール|モチベーションクラウド

    モチベーションクラウドは、従業員のエンゲージメント向上を目的とした組織改善のためのサーベイツールです。

    簡単なアンケート調査に答えるだけで、組織が抱えやすい離職率の問題や組織課題の可視化をすることができます。国内最大級のデータを活用しているため、他社との比較や部署・階層別での比較ができ、偏りのないさまざまな角度からの分析が可能です。

    (参照:株式会社リンクアンドモチベーション「モチベーションクラウド|組織改善ならモチベーションクラウド(https://www.motivation-cloud.com/)」、参照日:2023/9/5)

    風通しのよい組織づくりに役立つ感謝の可視化ツール|Unipos

    Unipos(ユニポス)は、感謝や賞賛、激励の気持ちをポイントとして送りあうことができるWebサービスです。

    行動指針を体現する貢献に、ハッシュタグをつけて投稿したり、拍手を送ったりすることで、日常的に行動指針を目にする機会を増やして企業理念の定着を促すことができます。また、管理職の立場でも使いやすい機能設計がされているため、上下関係の縛りがなく風通しの良い企業を目指すことができます。

    (参照:Unipos株式会社「Unipos (ユニポス) | 心理的安全性を高め、挑戦できる風土をつくる ピアボーナス®︎のUnipos(https://unipos.me/ja/)」、参照日:2023/9/5)

    科学的な人事戦略を行うマネジメントツール|タレントパレット

    タレントパレットは、科学的な人事戦略を行えるタレントマネジメントシステムです。

    人事に必要なツールをこれ一つで完結できるだけでなく、充実した機能によりさまざまなデータの可視化が可能です。従業員のタレント(資質やスキルなど)を明確にすることで適材適所の推進を実現できます。

    (参照:株式会社プラスアルファ・コンサルティング「タレントパレット | 科学的人事を実現するタレントマネジメントシステム(https://www.pa-consul.co.jp/talentpalette/)」、参照日:2023/9/5)

    カフェテリアプランで福利厚生を充実させるツール|ベネフィット・ステーション

    ベネフィット・ステーションは、従業員満足度と生産性向上を実現する福利厚生サービスです。

    福利厚生だけでなく、健康・育児支援にも対応しており、従業員のさまざまなニーズに応えることができます。また、日々の生活において、さまざまなシーンで利用できるため、従業員のそれぞれのニーズに対応できるのが魅力です。豊富なプランから企業のニーズに合わせて最適な内容を提案してもらえるので、よりきめ細やかな補助をすることが可能です。

    (参照:株式会社ベネフィット・ワン「カフェテリアプラン | ベネフィット・ステーション(https://corp.benefit-one.co.jp/service/bs/cafeteria_plan/)」『株式会社ベネフィット・ワン | 社員が喜ぶHRテック』、参照日:2023/9/5)

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    従業員の健康管理に役立つツール|オフィスおかん

    オフィスおかんは、美味しいお惣菜で従業員の健康をサポートする福利厚生サービスです。栄養バランスの偏りがちな単身者から、子育てで忙しいパパやママまで幅広い従業員が利用しやすい置き型社食®︎を提供しています。

    管理栄養士が監修*し、製造パートナー企業と開発した商品や、調達パートナー企業と選定したお惣菜を、1品100円※というお手軽な値段で購入できます。ランチを全てオフィスおかんですませる使い方はもちろん、コンビニで購入したおにぎりや自宅から持参したお弁当に一品付け足すという使い方もできるため、活用のバリエーションが豊富です。

     *レシピ等の内容や商品の選定の監督・指示を行うこと

    ※「置き型社食®︎」は株式会社OKANの登録商標です。
    ※100円は想定利用価格です。

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    より働きやすい職場にするための取り組みとは?

    働きやすい職場をつくることは、従業員のモチベーションを向上させることができます。また、「働き続けたい」と感じてもらい、離職率を下げることにも役立ちます。より働きやすい職場にするためには、上記の企業事例などを参考に、さまざまな面から改善ポイントを探っていくとよいでしょう。

    福利厚生の見直しはそのひとつです。たとえば、食堂を充実させることで従業員同士のコミュニケーションの場が生まれたり、栄養バランスの良い食事を食べて健康意識が上がったりといった効果が出ることもあります。

    企業内に冷蔵庫を設置して、お惣菜やご飯を常備するサービス「オフィスおかん」なら、時間帯に関係なく健康的な食事が取れて従業員の健康維持にもぴったりです。働く従業員の健康管理は生産性の向上にもつながります。こちらの記事では、便利な自販機プランについても説明しています。

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    コミュニケーションの機会を増やして社内風土の改善を図り、良好な人間関係を築ける環境をつくるのもよいでしょう。従業員に実態調査をしながら、若手や新入社員でも自由に発言できる職場になるよう企業側が積極的にコミュニケーションの場を設けるなどの取り組みを行うことで、より働きやすい職場にすることができます。

    就業規則を見直し、適切な労働時間の管理を行うことも大切な取り組みのひとつです。「残業は当たり前」「有給休暇の取得は難しいもの」といった風土の企業には、従業員も愛想を尽かしてしまうかもしれません。有給休暇の取得推進や長期休暇制度などを取り入れることで、従業員は「しっかりと休息をとることができる、働きやすい職場」だと感じます。

    また、結婚や出産、介護といったライフイベントによって勤務の継続が難しくなってしまわないよう、フレックスタイム制やリモートワークといった多様な働き方を許容することも必要です。従業員の人生に寄り添った働き方ができる企業は、長く愛されるものです。結果的に、企業全体の生産性向上や成長にもつながると考えられます。

    従業員の気持ちに寄り添った職場づくりを

    「働きやすい職場」とは、「従業員の人生を支えていける職場」だと考えられます。良好な人間関係があり、自由な働き方ができ、休息をしっかりと取ることができる企業こそが、「働きやすい職場」なのではないでしょうか。

    これから、より働きやすい職場づくりをしていきたいと考えている企業担当者の方は、5年後や10年後の未来にも働き続けられる、働き続けたいと思える企業であるかどうかを大きなポイントとして、従業員の立場から「働きやすさ」を考えてみるとよいでしょう。

    リテンションマネジメントの考え方もヒントになる!

    働きやすい職場であるということは、つまり「働き続けられる」職場でもあるということ。そこで役立つのが「リテンションマネジメント」という考え方です。これは人材定着・従業員活躍のための管理手法で、従業員が長く働き続けられるようにするためのヒントにもなります。

    リテンションマネジメントには、10個の要素があります。

    1. 福利厚生
    2. 従業員満足度の向上/エンゲージメント
    3. ワーク・ライフ・バランス
    4. 健康/メンタルヘルス
    5. 働く環境・制度の整備
    6. 適正な評価
    7. 報酬
    8. マネジメント
    9. 育成・能力開発
    10. 採用からのオンボーディング

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