組織を強くする!エンパワーメントとは?導入メリットや事例を解説

    組織を強くする!エンパワーメントとは?導入メリットや事例を解説

    ビジネス用語として使われる「エンパワーメント」という言葉をご存知でしょうか?多種多様に変化していく現代社会において、企業が生き残っていくために必要な考え方だと言われているのが、エンパワーメントです。

    では、エンパワーメントとは一体どのような概念なのでしょうか。この記事では、言葉の意味やビジネス上で注目されている背景と、導入を成功させるポイントを解説します。実際に取り入れている企業事例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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    エンパワーメント(エンパワメント)とは?

    ビジネスにおけるエンパワーメントとは、企業や組織にいる一人ひとりが力を発揮し、自発的な行動ができるように、権限委譲などを行って能力開花のサポートをすることです。「力や権限を与える」という意味を持つ英語のempowerが語源です。「エンパワメント」と表記されることもあります。

    部下の持つ能力を引き出し、個人だけでなく組織としてのパフォーマンスを最大限高めるための人材育成やマネジメントの手法として、近年注目を集めています。

    たとえば、仕事の進め方を上司から部下に委ねて、自主的・自律的に業務遂行できるようにサポートを行うのが、エンパワーメント手法の1つです。上司は指示や解決方法をそのまま与えるのではなく、解決につながる考え方を示すことで支援し、あくまで部下の自主性・自律性を高めるためのマネジメントを行います。

    権限委譲をはじめとした方法で部下の自主性・自律性を促進し、能力を開花させ、企業や組織全体の生産性向上を目指すことが、エンパワーメントの目的なのです。

    エンパワーメントが注目されている背景

    近年エンパワーメントが注目され、企業で導入が進んでいる背景には、現代社会におけるビジネスの変化の速さや人材不足問題があります。

    意思決定や経営判断にスピード感が求められている

    技術の大きな進化やグローバル化の影響によって、現代社会のビジネスは常に変化し続けています。そんな変化の激しい時代で企業が生き残るためには、これまで以上にスピード感のある意思決定や経営判断が求められます。

    エンパワーメントが行われていない企業では、現場で集めた情報を上層部に集約し、経営者や管理職がその判断を行います。これまではそのような経営判断で問題ありませんでしたが、ビジネスの速度が増したことにより、スピーディーな意思決定を行わなければ時代の流れに乗ることが難しくなってきているのです。

    意思決定のスピードを上げるためには、従業員に権限委譲を行い現場ですばやく判断する必要があります。これがエンパワーメントが重要視される理由の1つ目です。

    即戦力となる人材育成が必要とされている

    日本では少子高齢化が進み、企業の人材不足が深刻になってきています。今後もさらに深刻化するであろう人材不足に対応するためには、戦力となる人材をより早く育成していかなければなりません。エンパワーメントで若手社員に権限を与え、主体的に物事を考えさせることは、責任を持って主体的に業務へ取り組む自立した即戦力人材の育成につながります。

    従業員一人ひとりが持つ力を最大限に発揮させ、戦力となる人材を育成して企業全体の生産性向上を目指すことは、人材不足の世の中に対応する術の1つとなります。これがエンパワーメントが重要視される理由の2つ目です。

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    中途採用人材をより早く企業に適合させる必要がある

    転職市場がオープン化してきたことで、人材の流動も激しくなっています。新卒採用が主な企業も多数存在しますが、現在は中途採用を主として行う企業も増えてきています。

    戦力となる人材をできる限り早く育成しなければならないのは、新卒採用だけでなく中途採用に関しても同様です。中途採用人材の育成においての課題は、企業文化や業務のスタイルにどれだけ早く馴染んでもらうか、というところにあると考えられます。

    組織体制や業務そのものといった企業独自の仕事文化に慣れてもらうためには、エンパワーメントを活用して現場で業務を体感させ、吸収できる情報量を増やすことが大切です。人材不足かつビジネスに求められるスピード感が上がっている今、従業員を自社の文化に早期適合させるための手段としても、エンパワーメントは重要視されているのです。これが3つめの理由です。

    エンパワーメントの具体的なメリット4つ

    エンパワーメントは、うまく取り入れると従業員の能力を引き出すことができ、企業の成長促進にもつながります。導入することで企業が得られる具体的なメリットを見ていきましょう。

    ①企業全体の生産性向上につながる

    エンパワーメントを導入し、従業員一人ひとりが自立的に行動して意思決定ができるようになれば、これまでよりスムーズかつスピーディーに業務を進められるため、企業全体の生産性が向上します。業務が進むスピードが上がると、意思決定に時間がかかってしまうことで起きる機会損失の低減にもなります。

    また、イレギュラーが発生した場合でも、上司への確認を事細かに行うと時間の大幅なロスになり、企業にとっての損失にもなりかねません。従業員それぞれが判断できれば、問題の解決にかかる時間も削減できるでしょう。

    顧客対応においても、エンパワーメントを導入すれば現場の判断で柔軟かつ迅速な対応が可能になります。顧客の要望に対してスムーズに答えやすくなり、顧客満足度の向上につながるでしょう。

    ②モチベーションや従業員満足度アップが期待できる

    与えられた仕事をこなすのと、エンパワーメントで権限を与えられて自発的に考えながら仕事をするのとでは、後者の方がやりがいを感じやすく、仕事に対するモチベーションが向上します。仕事に対する責任感も生まれ、パフォーマンスも良くなるでしょう。

    自分の判断で業務を遂行して結果を出していくという経験は、仕事だけでなく企業への愛着も高まり、離職率の低下にもつながると考えられます。エンパワーメントは従業員のモチベーションアップや、企業への満足度アップにもつながるのです。

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    ③従業員一人ひとりにマネジメント能力が身に付く

    仕事に関する意思決定をする際に、決定権を持つのが上司のみだと、従業員は責任感が薄れてしまいがちです。エンパワーメントで権限を持つことによって、仕事に対する責任感を持ち、これまで上司がしてきた判断や指示の奥にある目的を理解するきっかけが生まれます。こうした経験を繰り返すことで、マネジメント能力がより早く身に付いていくのです。

    企業がさらに大きな結果を出すために、と考えて行動する力は、ただ与えられた仕事をこなしているだけでは身に付きません。エンパワーメントによってマネジメント能力を身に付けさせ、企業の成長をリードしていくリーダーを育てることは、従業員本人だけでなく企業にとっても大きなメリットになるでしょう。

    ④従業員の潜在的能力を発見しやすくなる

    エンパワーメントを取り入れると、それまでの業務では気付けなかった従業員の潜在能力を発見できることもあります。人をまとめて指揮する能力が高かったり、状況分析と課題解決へのアプローチが得意だったりなど、裁量権を持つ立場になったからこそ気付ける、従業員自身も知らなかった長所があるかもしれません。

    こうした能力や強みを引き出し、さらに高めていけるような人材育成や人員配置を行えば、組織全体の底上げにもなります。従業員の早期適合を求めるのであれば、エンパワーメントは重要な取り組みであると言えるでしょう。

    エンパワーメントで生じる可能性があるリスク3つ

    しかし、エンパワーメントはうまく活用しなければ、デメリットを生んでしまうこともあります。どのような点がリスクとなるのかを見ていきましょう。

    ①企業の目的や方向性からずれが生じてしまう

    エンパワーメントで権限委譲を行う際に、組織としての判断基準が定まっていないと、従業員個人の考える基準で物事を判断してしまうため、企業の目的や方向性からずれが生じてしまうというリスクがあります。

    たとえば、従業員ごとや事業所ごとに顧客への対応に差が出てしまうと、顧客から企業全体への信頼を失ってしまうかもしれません。企業の方向性を理解している部署とそうでない部署の間で、トラブルが発生する可能性もあるでしょう。

    そうなってしまわないためには、企業の目的や方向性をしっかりと共有し、明確な判断基準を定めておくことが大切です。エンパワーメントを導入する際は、まず仕組みや管理体制を整えるようにしましょう。

    ②適切な権限委譲を行わないと生産性の低下につながる

    従業員すべてがエンパワーメントで生産性を向上させられるわけではありません。人によっては自分で意思決定をすることが苦手であったり、経験値や知識が不足していてプレッシャーを抱えてしまったり、といったケースも考えられます。

    こうした従業員に必要以上の権限や責任を与えてしまうと、かえって働きづらくなり、生産性が低下する可能性があります。従業員一人ひとりの性格や能力、業務のキャパシティを把握した上で、適切な権限委譲を行うことが大切です。

    ③従業員のミスにより大きな損失が発生してしまう

    エンパワーメントで権限委譲したからといって、部下にすべてを任せたままにするのは、ミスが起こるリスクがあり危険です。部下の経験不足や能力不足から、誤った判断をして大きな損失を発生させてしまうことも考えられるでしょう。

    上司は放任するのではなく、状況を見ながら適度なフォローを行う必要があります。エンパワーメントを行うことが企業にとっての損失とならないよう、ミスが起きない体制づくりを心がけましょう。

    エンパワーメントを成功させるためのポイント5つ

    先述した通り、エンパワーメントにはメリットだけでなく、うまく活用しなければデメリットが生じてしまうことが分かりました。では、エンパワーメントを成功させるためには、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。ここでは5つのポイントに絞って解説します。

    ①従業員の性格や能力を把握する

    従業員に権限を与える前に、まずは一人ひとりの性格や能力、得手不得手を把握することが重要です。能力やキャパシティに見合わない権限を与えてしまったり、自主的な意思決定が苦手なタイプにチームをまとめる権限を与えてしまった場合、重大なミスや損失、生産性の低下を招いてしまう可能性があるからです。

    権限委譲したあとのサポート・フォローを行う際にも、従業員の性格や能力を把握しているとスムーズです。

    ②すべての責任を丸投げせず、寄り添う姿勢を持つ

    エンパワーメントの目的は、権限を委譲することそのものではなく、それによって企業全体の生産性を向上させていくことにあります。権限を与えたからといって部下にすべての責任を丸投げするのではなく、「大きなトラブルにつながりそうなところが無いか」「自主的な行動ができているか」などをチェックしながら、適度なフォローを行いましょう。

    部下の立場としても、責任を丸投げされたまま経験不足によるミスを引き起こし、挫折を味わうだけの機会になってしまっては意味がありません。上司は常に部下からの報告や相談を受けられるようにし、寄り添うことが大切です。

    ③定期的に適度なフォローを行う

    権限を与えたあとは、必ず定期的なフォローを行いましょう。ただし、部下の意思や判断の妨げになったり、必要以上の介入をしてしまわないよう注意が必要です。部下に足りていない能力や視点があっても、一方的に指示を出してしまうのではなく、自主的に考えるきっかけとなる問いかけを行うなどの適度なフォローを行いましょう。

    大きなミスやトラブルは事前に防ぐべきですが、ある程度の失敗は発生するものと考え、部下を信頼して任せることが大切です。定期的に報告をさせたり、相談があればすぐ応じられるフォロー体制を整えておくなどして、部下の成長をサポートしていきましょう。

    ④企業の目的や方向性からずれていないか確認する

    エンパワーメントを行う上で、企業としての判断基準や目的を明確に定めておくことは、最も重要であると言っても過言ではありません。ビジョンや経営戦略の方向性などを改めて共有し、しっかりと理解を深めてから従業員に権限を与えましょう。サポート・フォローを行う際にも、企業としての判断基準や目的からずれが生じていないかを確認して、いつでも軌道修正ができるよう心がけましょう。

    ただし、すべてを規則のように定めてがんじがらめにしてしまうと、エンパワーメントの効果が薄れたり権限委譲をしづらくなったりします。従業員の自主的・自律的な行動を引き出しつつ、企業全体の方向性がぶれないようにするためには、風通しの良い環境とフォロー体制を整えることが必要だと言えるでしょう。

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    ⑤短期的な結果を期待するのではなく、長期的な目で見る

    エンパワーメントで権限を与えても、すぐに成果が出たり大きく成長できるとは限りません。最初は失敗やトラブルを発生させてしまうこともあるでしょうし、上司や前任者ほどの成果を出すことは難しいでしょう。

    エンパワーメントを導入する場合、短期的な成果を要求するのではなく、長期的な目で見て従業員の成長を支えていくことが大切です。権限を与えられた従業員は、慣れない環境で成果を出そうと試行錯誤しています。一定期間の失敗は許容し、同じ失敗を繰り返さないための話し合いをするなど成果が出るまでの過程に寄り添うことが、エンパワーメントを成功させるためのに必要なのです。

    エンパワーメントを取り入れている企業事例5選

    最後に、エンパワーメントを取り入れている企業事例をご紹介します。

    役職は任命制ではなく、誰でも立候補可能|株式会社星野リゾート

    株式会社星野リゾートは、旅館やリゾートホテルの運営を行う企業です。星野リゾートでは「一部の経営陣能力に依存する組織」ではなく、「仕組み・文化・価値観を保持する組織」を最も大切にしています。

    各施設には総支配人がいて、その下に管理職や一般職の従業員がいますが、それぞれの役職は上から任命されるのではなく、誰でも立候補することができます。立候補者の中から、役職にふさわしい人を皆で議論して選出するという仕組みが作られています。

    さらに従業員への情報公開や権限委譲、自由に発言できる機会づくりを進めることで、従業員一人ひとりが自ら経営者としての意識を持って仕事に取り組める環境をつくり出しています。人材育成や組織力の強化のためにエンパワーメントを取り入れ、従業員のモチベーションアップや人材定着を実現させているのが、星野リゾートの事例です。

    参考:経営とハピネス|Executive Foresight Online
    参考:星野リゾートが"すべて実践"した本の中身 やる気を引き出す「秘密バイブル」|PRESIDENT Online

    最善のサービスを提供するためのエンパワーメント|ザ・リッツ・カールトン


    ザ・リッツ・カールトンは、顧客満足評価が高いことで知られる高級ホテルチェーンです。ザ・リッツ・カールトンにおけるエンパワーメントは、3つのポイントを定めて取り組みが行われています。

    ・上司の判断を仰がずに自分の判断で行動できること
    ・セクションの壁を越えて仕事を手伝うときは自分の通常業務を離れること
    ・1日200ドル(約20万円)間での決裁権

    この3点は、顧客へ満足度の高いサービスを提供するため、従業員が最善の方法を迷わず選択できる環境を整えることを目的に導入されています。エンパワーメントが人材育成だけでなく、顧客のニーズにすばやく応え、より良いサービスの提供も実現させている事例だと言えるでしょう。

    参考:リッツ・カールトンにおけるナレッジ・マネジメント|日本ナレッジ・マネジメント学会東海部会季報

    マニュアルのない接客サービスが満足度の高さを生む|スターバックスコーヒージャパン



    スターバックスコーヒージャパン株式会社は、コーヒーストア経営やコーヒー関連商品の販売を行う企業です。スターバックスでは接客に関する細かなマニュアルがなく、「お客様が何をしてほしいかを考えてサービスしよう」という内容のみが用意されています。

    これはマニュアル通りの対応ではなく、スタッフ一人ひとりが最善のサービスとは何なのか考えて実践することを促す、エンパワーメントの一環です。この方法は結果として、スターバックスの顧客満足度の高さを生み出しています。

    参考:スターバックスの「自主性を引き出す」人材マネジメントとは|日本の人事部

    女性エンジニアをエンパワーメントするプロジェクトを実践|株式会社メルペイ


    株式会社メルペイは、消費者向けスマホ決済サービス「メルペイ」をはじめとした、フリマアプリ「メルカリ」から生まれた金融関連の事業に取り組む企業です。メルペイでは、女性エンジニアをエンパワーメントするプロジェクトとして、「メルペイ女性エンジニアアトラクトプロジェクト」を実施しています。

    具体的な施策としては、オンラインイベント「Women’s Career Talk」の開催が挙げられます。これはIT業界でエンジニアやマネージャーとして働く女性、あるいはそのポジションを目指す女性が、会社や所属団体の垣根を越えてキャリアやロールモデルなどについて語り合うイベントです。

    その他には、次のような活動を行っています。
    ・社内で「メルペイ女性エンジニアアトラクトプロジェクト」のやっていることを共有する
    ・社外に活動や考えを発信する
    ・女性エンジニアのエンパワーメント

    また、メルペイではエンパワーメントの一環として、月に1回従業員に対してアンケートを実施しています。その結果はスコア化して全社で公開され、経営陣は課題解決の方法や具体的な施策を従業員に説明することで、「経営陣の本気度」を現場に示して気持ちを伝えています。こうした施策の結果は、従業員からの理解やモチベーションアップにつながっているのです。

    参考:なぜメルペイに女性エンジニアをエンパワーメントするプロジェクトが発足したのか | メルカリエンジニアリング

    フラットな組織形態と多角的な評価を実践|株式会社アトラエ

    株式会社アトラエは、求人メディア「Green」やエンゲージメントプラットフォーム「wevox」、ビジネスマッチングアプリ「yenta」を運営する企業です。

    アトラエでは、「意欲のある人が無駄なストレスなく働けること」をベースに社内体制が整えられています。たとえば上司や部下、出世という概念を撤廃した「ホラクラシー組織」と言われるフラットな組織形態を導入しているのが、アトラエの特徴の1つです。

    また、従業員の評価は「360度評価」によって行われています。この制度では上司だけでなく、同僚や部下などさまざまな立場の人物が対象者を多角的に評価します。会社への貢献後を重視した評価が行われるような制度設計がなされているため、短期的なパフォーマンスだけで評価されることはありません。

    アトラエが高いパフォーマンスを維持し、生産性の向上を実現している理由は、徹底した情報共有と意思決定の方法にあります。どんな些細なことでも全従業員と情報共有し、意思決定の際はプロジェクトリーダーを立てて議論を行い、結果をフィードバックするという方法を取っています。こうした取り組みがアトラエにおけるエンパワーメントの一環として、功を奏しているのです。

    参考:株式会社アトラエ インタビュー|人財力
    参考:アトラエが社員のエンゲージメントにこだわる本当のワケ|ITmedia ビジネスオンライン

    エンパワーメントで企業のパフォーマンスアップを!

    エンパワーメントは、従業員一人ひとりが自主的・自律的な行動ができるようにサポートする取り組みのことで、人材育成やマネジメントの手法として注目を集めています。たとえば上司から部下への権限委譲は、エンパワーメント施策の1つです。

    ただし、上司は権限を与えたからといって責任を丸投げするのではなく、あくまで部下が自発的に考えて行動ができるように、適度なサポートを行う必要があります。企業としての目的や方向性からずれが生じていないかを確認することも大切です。

    エンパワーメントをうまく活用して、企業全体のパフォーマンスを高めていきましょう。

     

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