今すぐ始められる健康経営!少しの工夫でコストをかけずに実践するポイント

    2017年12月7日(木)に開催された<働き方改革と健康経営の共通項! 注目ワード“プレゼンティーイズム”から考える労働損失と事例>の様子を、5回にわたってお送りしています。第5回となる今回は、「明日からできる健康経営」について語られたセッションの様子をお送りします。

    健康経営と言っても何から始めたらいいのかわからない。担当者の方も必ずしも健康への関心が高いというわけでもないでしょう。今回は健康経営のトップランナーであるDeNA平井氏とJINS堀氏に「明日からできる健康経営」というテーマでお話を聞きました。ぜひご覧ください。

    【登壇者】

    (スピーカー)
    株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA) CHO室室長代理
    平井孝幸氏(健康経営アドバイザー)、株式会社ジンズ 管理本部総務人事グループ マネジャー
    堀友和氏(集中をコンセプトしたワーキングスペースThinkLab担当者)

    (モデレーター)
    株式会社OKAN 沢木 恵太
    代表取締役CEO

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    今すぐ始められる健康経営

    沢木恵太(以下沢木) ここからは、個人または会社が明日からできることについて、会場からの具体的な質問にもふれていこうと思います。まず「午後眠くならないためには何に気をつけるべきですか?」という質問が届いてるのですが、お二人はどうお考えでしょうか?

    平井孝幸(平井) 一番簡単なものは食べる順番を変えることです。たとえばいきなり白米を噛まずに飲み込むように食べると血糖値は急上昇しやすいです。血糖値が急上昇すると眠くなるといわれているので、そうならないためには意識的に野菜から食べるなど血糖値の上がりにくいものから順番に食べる事が大切です。他にも、白米など糖質を食べる時にはたくさん噛むことで、血糖値の急上昇を防ぐことができるようです。私自身、食べる順番と食べる物に意識を向けることで眠気対策をしています。

    沢木 ちなみにそういう知見は社内でも発信しているのでしょうか?

    平井 そうですね。今健康経営の一環として食への意識を高める『ウェルメシプロジェクト』というものを行っています。その施策のひとつとして健康的な「ウェルメシ弁当」の販売を実施しているのですが、お弁当を購入した方には食材へのこだわり情報や健康的な料理レシピが載った「ウェルメシ通信」というチラシを配っています。

    沢木 社内報みたいなものですね。次は堀さんにお聞きしたいのですが、JINSMEMEでデータを計測していて、眠気に影響のありそうな要素などはわかっているのでしょうか。

     糖質は影響するので、低糖質のものを食べることは重要だと思います。たとえば手軽にとれるものだとソイジョイなどはランチには向かないですが間食に取る分には最高です。

    あと日本ではあまり浸透しませんが、昼食後に10分ほど寝るのがもっとも効果があります。このことを昼寝と言わずに最近はパワーナップと言っています。パワーナップ専用枕も出ているほどです。それを会社に導入してどこまで浸透するかは不明ですが、昼寝より眠気を抑えるための対策はないと思います。

    沢木 寝るのが一番かもしれませんね。

    平井 仮眠に関していうと、仮眠前にコーヒーを飲むのがオススメです。カフェインが効き始めるのは飲んでから15分ほどかかるので寝過ぎることがありません。

    沢木 なるほど。長く寝てしまわないということですね。たしかに昼寝しようと思って15分のつもりが1時間寝てしまうとすごく体がだるくなってしまいますね。では次の質問です。「今日からやったほうがいい生産性を高められる健康習慣に関する活動はありますか?」という質問があります。まず平井さんいかがでしょうか。

    平井 たくさんありすぎて迷いますね。笑 睡眠のところでいうと朝起きる時間を平日土日ともに揃えるというのは重要です。このようにお金をかけずにちょっと努力できることから始めるのがポイントだと思います。あとは朝起きてから少しでも体を動かし、体温を上げることは生産性向上に寄与するようで実践しています。これは産業医科大学の先生に教わったもので、医学的にも証明されているのでオススメです。

    会社は何をするべきか

    沢木 では会社としてやるべきことなどはありますか?

    平井 会社としては、会社で動ける場所を用意すとよいでしょう。たとえばDeNAの場合、トランポリンや懸垂機、筋膜リリースマシンを設置してちょっとした運動ができる環境を整えています。

    沢木 ちょっと無理な質問かもしれませんが、今日このイベント後すぐできることはありますか?

    平井
     電車で帰る方は駅などの階段を使うことですね。最近は、ジムに通っているのに階段を使わない人が多いなと個人的に感じています。階段の上り下りを意識的にやるだけでも相当な運動量になりますよ。会社としては階段の上り下りしたくなるような仕掛けを作ってあげることが大切だろうなと思います。視覚的な仕掛けや啓発キャッチコピーを考えたりですね。

    沢木 お金かけずにちょっとしたところから始めていくのがいいんですね。堀さんはいかがでしょうか。

     私は椅子に同じ体勢で座りっぱなしが良くないと思っています。集中している時はずっと同じ体勢なので、集中が切れた時は5分でも動くことが、健康にも集中にもいい影響を与えます。

    沢木 会社でできる活動はありますか?

    堀 椅子はすごく大切です。最近は各オフィス家具メーカーさんから新しい椅子が次々発売されています。すぐにはできないかもしれませんが、椅子の買い替えは検討してみてもいいのではないでしょうか。

    平井 DeNAでも椅子は重要視しています。たとえばKOKUYOのingチェアは座面が360度回るんです。腰痛をなくしていく上での一つの施策として、効果がどれくらいあるのか検証プロジェクトを行っています。

    沢木 椅子は少し高いイメージがありましたが、オフィス環境で投資するならば椅子ということですね。みなさんの会社でも検討してみてはいかがでしょうか。あっという間に時間が来てしまいました。お二方、本日はありがとうございました。

    5回にわたり、<働き方改革と健康経営の共通項! 注目ワード“プレゼンティーイズム”から考える労働損失と事例>のセッションをお届けしてきました。DeNA平井氏、JINS堀氏から健康経営の様々な知見を得ることができました。皆さんも自社での施策にうまくつなげてみてください!

     

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